「最初はグー!いんじゃんポイっ!!」
大きな叫び声が教室に響く。

その声の正体は私、川崎優樹菜 中学二年生

何故今、こんなに大きな声を出してるのかと言うと、クラスでババ抜きをしていて、最下位を決めてるところだからです!
人生、全ての運をかけているところです!!

「あいこで!しょッっ! ウゲッ」

まっ負けた~!
私の人生全ての運がァー!

「あっ!雪女負けた~!ってことで雪女罰ゲーム決定!」

「えっ?雪女って誰だろー??私しーらない!」

「バーカ、あんたのあだ名じゃん!」

「うぇーだって、私の全ての運がァー!
瑠花様そこをなんとか!」

「だーめ、」

この、頭固い女の子は私の親友の、桜庭瑠花 

「なんか今悪口言ったぁー?」

「言ってないですよ!」

「ふーん、てかババ抜き負けた時点であんたの運は終わってんの!
それに今、止めたらおもんないぞー!」

「ほんまそれー!雪女ここは男らしく受けてたとうぜ!」

「うっさい!男子ども!私女だっつーの!でも確かに、今止めたら乗り悪いよね!ヨシッ受けてたとう!」

「よっしゃ!むっちゃ面白い罰ゲームだから覚悟してよー!」

「どんなのー??」

「えっとね」