1500メートル自由形について、いろいろ調べた。
すると長距離はキックをあまり打たず、主に手のかきで進んでいくようだ。
もともとクロールは、主に手のかきで進む種目だということも初めて知った。
今まで、足をバタバタさせていれば進むものだと思っていた。
ということは、腕力や長距離に耐えうる体力が必要。
バタフライも当然腕力は必要で、結城君の肩の辺りの筋肉は、かなりがっしりとしている。
だから、それを生かして泳いでいくことになるのだろう。
ひとかきでグイッと進んでいくのに、水しぶきはあまり立たない。
水を切るように進んでいく姿は、本当に美しい。
プルブイを挟んだまま器用にターンをすると、しばらく潜って出てこない。
やっと水面に出てきたかと思うと、再び大きなストロークを繰り返す。