「あ~お〜」 後ろからだらーんとした声がして、突っ伏していた体をゆっくりと起こしながらふりむくと... 「なに、雅人」 「腹減ったぁ」 「いや知らんし」 「愛緒のケチ」 「んだと?」 私の幼なじみ、そして敬の親友でもある、貴姫 雅人(きき まさと)が腹が減ったと言い出した。 まだ1時間目だよ?