帰りの会が終わり、リンは、ミユと帰るときに、相談してみようと思った。

「ミ、ミユ!一緒に帰ろう〜」
私は、声をかけた。

「もちろーん」

大声で返事が返ってくる。
いつものハイテンションなミユをみて、思わずにやけてしまう。

「あのさー、ミユ。相談なんだけど...」

「どした?」
ミユの優しい声。さっきとは 違う。今度は真剣に聴いてくれる。

「ゎ、私、好きな人、変わっちゃったかもしれない...」

「うそっ!サナからのリンか〜。でも、そんなに 悩むこと?」
「あ、ぅ、うん。ちょっと...ね。」

「話しやすい時でいいよ。」
ミユはいつでも優しい。