次の日、私はなぜか、リョウスケのコトが気になった。「このごろしゃべってないなー。」と思って、リョウスケとしゃべっていた。すると、
「リンー!」と、私を呼ぶ声。「ゲッ」
その声は、サナ。リョウスケとしゃべっているところを見られてしまった。
怒ってるかな...と思ったが、案外普通にしゃべってくれた。

家に帰って、自分の部屋に行く。
なんだか、胸がモヤモヤする。
サナがリョウスケを好き……
そう聞いたあの日から、胸がモヤモヤ。
もしかして……私……。

親友のミユに相談しようと思った。でも、ミユだって、サナと仲がいいんだから、話しちゃうかな。

次の日、3時間目の体育の時間。
『はぁ...』
昨日から私は、悩んでばかり。ろくに寝れもしなかった。
体育は、バスケットボール。体は動くが心が付いていかない。すると、
「リン!大丈夫??」
話しかけてくれたのは、ミユ。
「顔色悪いよ?ちゃんと寝た?」
はー、やっぱり親友にはバレちゃうか。
私は、
「ちょっと、悩み事。」とだけ伝えた。

「そっか、今は体育だから無理だけど、いつでも相談してよ?」
ミユはいつでも優しい。ミユになら、相談できるかも……。