「んぁー！疲れた。やっと 終わったよ〜。｣

帰りの会が終わり、下駄箱の前でミユがいう。ミユとは家も近いし、一緒にお出かけも良く行く。

「そうだねー。先生の話長すぎ！」
つま先をコンコンしながら靴を履き、家に向かう。

私は、ミユに
「私さー、良く リョウスケとしゃべるじゃん。サナのためにしゃべらない方が良いかなー。」
と、相談してみた。
「ま、別にいいんじゃない？他人とは関係無いしさ。」
ミユは、いつも相談に乗ってくれる。頼もしい親友。
「ってゆーか、それより、早く家に帰って、駅前に新しく出来た、ドーナツ屋さん行こうよ！」
食べるのが大好きなミユ。新しいお菓子のお店はいち早く教えてくれる。
「いいねー！私も気になってたんだ〜」

一緒に行く約束をすますと、私は、楽しみで、走って家に帰った。