「よし、帰るか」

「うん」


あたしと有翔は家に帰るために車に乗った。


「環奈、また来ような?遊園地」

「うん、また来たい」

有翔が''また来ような?''そう言ってくれたのが嬉しかった。
あー、また一緒に..有翔と一緒に遊園地へ来れるんだって。


「なぁ、喉乾かねぇ?」

「乾いた!」

「ちょっとコンビニよるか..」

あたしと有翔はジュースを買いにコンビニへ寄ろうとした。


ゴン!!!!!!

ーーーーー.........。


物凄い音がした。
音がしたのと同時に全身が痛くなった。


「.....な....がおこっ......の......」

声を出そうとするけど出せない。
あたしは頑張って首をひねって有翔のほうを見た。


「ーーーーー!!!」


有翔の頭からは血が出ていた..。
なにが起こったの.....?

「あ......ると.......」

まるで12年前みたいじゃん。
嫌だよ...。
またあたしの前から大事な人が居なくなるなんて....
有翔....有翔.........!!!!