「あ、有翔さん!おはようございます!」
「おーおはよ司。
お前さ、店の横に居る猫に傘さしてる
女見た?」
「あー見ましたよ!あの女、未成年のくせに
夜になったらここら辺うろついておっさん引っ掛けてはホテル行ってお金貰ってるって噂っすよ!」
「...へー。そうなんだ。」
あの女、まだ学生だろ?
なんでそんなことしてんだ?
その日の夜中、俺は店が終わって外へ出た。
そしたらあの女がまた居た。
「何やってんだ..?」
見ると猫に餌をやっていた。
しかも制服じゃないってことは、1回家に帰ってからもう1回ここに来たのか?
俺はそれからその女のことが気になって頭から離れなかった。