「..って、そろそろ5時かぁ。
俺仕事の準備すっけど、お前どーする?」

どーする?って..言われてもなぁ..
家に帰ってもひとりだし
行くところもないし..

「あれだったらこのまま俺の家に居てもいいけど?」

「え..まじで?」

「おぉ。ひとり暮らしだし..なんなら一緒に住むか?」

は?何言ってんのこの人わ..?
..でも、ひとりで家に居るよりも
この人と居た方が楽しいかも..

「...お世話になります。」

「おぅ!俺、夜はだいたい家開けてっけど
自由に使っていいから。
あ、何かわかんないことあったら電話して?
メールだと気づかねーから。」

「..わかった。」


そしてあたしと有翔は一緒に住むようになった。

..てか、ほんとにいいのかな?
あたしなんかが一緒に住んで。

彼女とか居るだろうし迷惑じゃないのかな..。