はぁーさっぱりした。


スマホスマホ...って、ない。

嘘〜?もしかして昨日忘れちゃった?

忘れてきたとしたらホテルかあの有翔ってやつの家なんだけど。

どっちにしろ取りに行くの嫌だなー

どうしよ...


プルルル プルルル


ん...?珍しく家の電話が鳴ってる
誰だろ


「もしもし?」

「あーオレオレ!オレだよオレ」

「オレオレ詐欺さんですか?
すいませんがうちには詐欺に払うようなお金ないんで。それじゃ。」

「おい!笑 嘘だって! 有翔だよ。
ほら、昨日消毒してやったやつ!」

あー有翔。
ってなんであたしの家の番号知ってんの?

「なんであたしの家の番号知ってんの?」

「あ?お前のスマホに登録されてたから
出るかなーと思って。」

「あぁ..なるほど。」

「なるほど。じゃねーよ。今から取りに来いよ。」

えぇ..今から?
まだ昼だしめんどくさいんだけど。


「取りに行くの夜じゃだめ?
あたし夜行性だから昼間に動くの嫌なの」

「は?無理だな。夜は俺仕事だから。
グダグダ言ってねーで今すぐ来い!」

..なんでいつもこの人は命令口調なわけ。
いらっとくるんだけど。