―――ツーツーツー 気が付いたら通話は終わっていて。 『菜々美、一度だけ話がしたいんだ。今日の夜9時からムーンフロントカフェで待ってる。』 それしか覚えていない。 大好きだった。 だけど 大嫌いだった先生。