カタカタと震え出す体。



……拓海くんを思い出してしまう。


……怖い、怖い。



「ねぇ、聞いてる?」



────…高畑くんっ……!!





「なにしてんの」



「誰?」



「そっちこそ誰だよ」



高畑くんだ……。



「はぁ……邪魔」



グイッと腕を引っ張られて、持ち上がる体。
いつの間にか私は、高畑くんの隣。