朝になって、 急いで支度を済ませて、 また病院に向かった。 ───────────………‥‥ 先生は、昨日と同じ格好で、 眠っていた。 「先生……おはよう。」 側に座って、 また、右手をぎゅって握った。 私に出来ること、 私がしたいことはこれくらいしか出来ないから………。