「そう。あと30分くらいで終わるから。そのあとは安静にしててね」



「……はい。」







看護師が処置室を出た。



「ん………青木…?」



「先生…あの、ありがとうございま…」
「バカか!!」





先生………




「水分もとらずに、あの蒸し暑いなか競技してたら、具合悪くなるに決まってるだろ!
ただでさえ…青木は最近まで色々あって大変だったから、体が追いついてないんだぞ」



「…ごめんなさい……」



「お前をアパートに下ろしたら、俺はまた学校に戻るから。しっかり休んでろよ」



「はい………」