「20-19!サーバー、マッチポイント!!」 あと………一点……… 沙紀ちゃんが、高く打ち返したシャトルを見ながら………… 「栞…っ!!?」 「……っ……」 床に、膝から……崩れ落ちた。 横目から、21の数字が点数板でめくられるのが見えた。 沙紀ちゃんのおかげで……勝てた………? 手足に力が入んな……… 「熱中症だ!青木のスポーツドリンクは?」 聞きなれた………声…。