「あー今日バイト入ってるからパス!」

だろーね。

威吐夢は最近バイトを始めた。
なんでも楓朱にプレゼントを渡すための資金集めだとかなんとか。

「はいよー。」

軽く返事をし、机の上でうつ伏せになりすっと目を閉じる。


そーいや楓朱にあって、俺性格変わったんかな…。今まであんなオドオドしてたのに笑

笑っちゃうなー。これも楓朱のおかげ…か。

--ピリリリリツ

スマホが鳴り、画面を開く。

そこには
【楓朱】の文字が。

--ピッ

「楓朱?どーしたー?」

特に用事もないんだろうと思って軽く挨拶をする。

でも、楓朱の声は震えていた。