病院に着き楓朱の病室へと向かう。

「「楓朱…!!!ハァ…ハァ…!」」

二人で叫ぶ。
ベットの上には笑顔でこちらを見る楓朱がいた。

「よかった…目、覚めて。もう大丈夫か?」

楓朱のそばに行き声をかける。

早く楓朱に会いたかった。楓朱の笑顔が見たかった。はやく話したかった。

「うん大丈夫だよ!この通り元気ピンピンだよ!」

笑顔でピースをしながら楓朱は答える。

「でも、まだ学校には行けないんだ…」

表情が暗くなる。

いいさ、すぐに学校に来れなくても。楓朱が元気ならそれで。