ひとりぼっちの病室。

私は声を殺して泣いた。

ひたすら泣いた。

泣くことしか出来なかった。


もう、死にたいとも思った。



泣き始めて3時間ほどたった、午後2時。

コンコンッ…ガラガラ…



ドアをノックする音が聞こえ、誰かが入ってきた。


そこにいたのは未来だった。


「実杏…大丈夫……?」


小さな声でそう言った未来。


『大丈夫……だと思う?本気でそれ聞いてるの』

「ご、ごめん」


しばらく沈黙が続いたとき…未来が話始めた。


「心配してた…目の前で血を流す実杏見て。

死ぬんじゃないかって思った。

生きててくれてよかった。

明日から…リハビリなんだって?

また…″みあみく″で頑張ろ?」


私は未来にムカついた。