「相原さん!手伝ってくれてありがとう!」 「大丈夫だよ〜!先生ったらこんなに寄越さなくてもいいのにね!」 私は、先生に雑用を押し付けられた田川くんを手伝うために理科準備室に来た。 1人でやるには明らかに時間がかかりそうな作業で、やっぱり手伝いに来てよかったと思った。 2人でおしゃべりしながら作業してると、ガラッ!とドアが空いた。 そりゃもう、壊れるんじゃないかっていう勢いで。