「ははっ。ほんとかわいいよね杏里。」


サラッと髪の毛を撫でられた。


「やっやめてよ!しかもいきなり呼び捨てって。」


「いいじゃん。俺が呼びたいんだし。あ、じゃあ杏里も俺のこと名前で呼んでよ。」

「え?なっなんで!?」


「呼んで欲しいから。ほら、呼べよ。隼人って。」


「やだ。」