「はぁ、はぁっ。」
「どこだっ!
弘樹っ!。お前は、死ななきゃいけナイんだっ!。」
父が追ってくる…。
自分がいきるために…。
なんて、滑稽なんだろう…。
あの日…、
珍しく優しい、父を見て、うれしかった心は…
また再び凍りつき、
人を殺してまでいきたい父を軽蔑する。
父が、そんな人ではなかったら…、
僕は父を助けた。
僕には、小さい頃から不思議な力がある。
それも一つじゃない。
僕を守る力。
いわば、絶対防御。
そして、
なんでも直せる力。
ヒーリング。
そして…
人の過去や未来…、
僕に伝染し、共感する。
そして、
僕は、
痛みを感じない…。
それは、思ったより苦しいことで、
ばれないようにするのは、
難しかった。
とても怖かった。
父は、僕を恐れ、
今日ー、
守りが弱まる日、殺そうとしている。
父が、ギャンブルで、増やした借金は、限度を超えており、
借金取りが、父の臓器を売るといい
父は、借金取りにすがり
明日までに、代わりを用意することになった。
そして、
今、僕は父に殺されそうになっている…
まさに、そんなときだった…、