おねーちゃんは、宿題というものをしていて、忙しそう。

「ここわかる?」

おねーちゃんが聞いてくる。

「わかるわけ無いだろ?まだ、赤ちゃんなんだから………。」

うちらは、その言葉にカチンと来た。

まだ、話すのが下手なうちと椎羅。

「しゃん。」「しゃん。」

なんとなくそんな気がした。

「すげー。合ってるし。多分。天才じゃね?」

「確かに。言葉わかるのは、五歳くらいだもんね。ママ呼んできてよ!」

「おぅ。」

こういう時だけ、手を組むんだから。