ゴールテープをきってうちらはゴール。

2番は、椎羅たちがもたついている間に、藤崎理人君が、吉田しおんさんに、『つきあってください』と思いを伝え、ゴール。

3番、やっと出来たのか。椎羅と修浬が、走ってくる。

4番のお兄ちゃんと、互角だったものの、ギリギリセーフの滑り込みだった。

ゴールした上から三位のペアは、表彰台に立つ。

みんなに祝復され、うちと遼は、晴れてカレカノになれた。

「ちょっと待ったー。」

何だ何だ?という声が、聞こえてくる。

声の主はお兄ちゃん。
「1位になった聖羅たちは許す。
でも、3位だった椎羅たちは。許さんぞ!」

その声を聞いた途端、『ブーイング。ブーイング。……………グ。』

やっとブーイングコールが、収まる。