「かっわいー。聖羅ちゃんと椎羅ちゃんだよね。めっちゃ天才じゃん。双子なんでしょ。あ、あたし、来夢(らいむ)。よろしくね。」
「俺、玲央(れお)。
こんな子いるんだ。生まれた時から天才ってこのことだね。これからよろしく。」
来夢「玲央!こんな小さい子ナンパしないでよ!」
聖羅「いいでちゅよ。お兄ちゃんほどじゃにゃいから。」
来夢「まだうまく喋れないのね。でも、なんとなくならわかる。お兄ちゃんもしかしてシスコン?」
椎羅「そうでちゅ。溺愛されてまちゅ。」
玲央「溺愛って言葉よく知ってるな。」
聖羅「まぁ、いろいろと情報発信源がありましゅからね。」
玲央「言葉普通になったんじゃね?なんとなくなんだけど。」
来夢「そうね。あたしたちの言葉覚えたのかしら?」
聖羅「ごめんなさい。そうです。」
玲央「おー。すげー。さっきまで赤ちゃん言葉だったのに。」
椎羅「そんなに驚かないでください!」
玲央「敬語は、なしなし。」
聖羅「ありがと。これからよろしく。」
来夢「じゃあ他の人も紹介してあげる。」
ぞろぞろと女の子や男の子が、うちらの周りに集まってくる。
来夢「左から、羅奈(らな)、詩音(しおん)、快斗、祐介、マリーナ。」
「よろしくな(ね)。」
休み時間中うちらは、しゃべりまくった。