「あきさぁーん、大丈夫?眉間にシワが寄ってる。てか何その手紙」

圭佑が不思議そうな顔して話しかけてきた。

どうしよう…
この手紙のことって誰かに話してもいいのかな?

「あ…うん、大丈夫!気にしないで」

そう言って手紙をさっとバックに忍ばせ立ち上がった。

「よし!帰るよ圭佑」

それだけ言ってあたしは下駄箱まで走った。
走ってる時間が何よりの気分転換になるんだよね!

「ちょ、まてよ!」

もしかして、不意打ちで本気で走ったら圭佑に勝てるかも?