「お前がなにか言ったんだろ?じゃなきゃ、優花がこんなに悩むはずねぇだろっ」

「…違うの、晃くん!」

「優花はいいよ。俺が奈々に直接聞くからっ」


止めに入った優花を背中の後ろに追いやり、あたしの前に立ちはだかる晃。


見上げるほどの、晃の身長…。

今までに感じたことのない威圧感が伝わってきた。


「お前、優花と友達なんだろ?それなら、優花の相談に乗ってやるっていうのがフツーじゃねぇか?」