「邪魔もなにも思ってねぇよ。俺が、“優花と付き合う”って決めたんだから。優花はなにも心配する必要はねぇ」


その強い口調の言葉とは逆に、優しく優花の頭を撫でる晃。


…ああ、やっぱり晃は優花のことが一番なんだ。


その2人のやり取りを見て、そう思った。


しかし、晃の怒りの矛先は…。


「で、奈々は優花になに言ったんだよ?」


…あたしに向けられた。