「あ…晃、なんでっ…」


あたしは驚きのあまり、声が震えていた。


「なんでって、朝練。それで、荷物置きにきたんだけど」


声のトーンからして、明らかに晃は怒っていた。

その原因は、…わかっていた。


「俺と優花が別れる?そんなの、あるわけねぇだろ」


…やっぱり、聞かれていた。


「優花もなに考えてんだよ。別れるわけねぇだろ」

「で…でも、私は2人の邪魔を…」