「そうしたら、奈々の恋が叶うでしょ…?」

「それは……」


…そうかもしれない。

もしこのまま、優花が晃と別れたらっ…。


なんてことを考えてしまった。


…そのときっ。


ガラッ…!!


突然、教室のドアが開く。

あたしたち2人は、驚いて振り返った。


そこに立っていたのは……。


「…2人で、なんの話してんだよ」


……晃だった。