ガラッ…


突然、ドアの開く音が聞こえた。

予想外の物音に、あたしは思わず身を強張らせた。


こんな朝早い時間に、一体だれが…。


恐る恐る振り返る…。

そこにいたのは…。


「おはよう、奈々。早いねっ」


…なんと、優花だった。


「おっ…おはよう、優花」


なんでこんなときにっ…。

しかも、なんで優花が…。


「…優花も早いね。どうしたの?」