あたしがふと晃に時間を尋ねたとき、晃は自分の携帯の画面を確認した。


そこに、あるはずのものがなかった…。


それは、…クマのマスコット。

あたしとお揃いで付けているものだ。


今までは、なにがあっても外れることのなかった晃のクマのマスコット。

それが、優花と付き合った途端…いなくなってしまった。


優花がいなくなったとき、思い切って晃に聞いてみた。