久しぶりに訪れた夜の公園から眺める星空は、いつにも増してキレイに見えた。


晃から話なんて、珍しいな。

そんなことを考えながら、ブランコを軽く漕ぐ。


公園に聴こえるのは、風が木々を揺らす音と、あたしが漕ぐブランコの音だけ。

実に、静かな夜だった。


そんな静けさに心を落ち着かせていると、晃が唐突なことを呟いた。


「俺…、告られた」


薄暗い公園に響く、…晃の声。