「ハッキリ言っちゃえば、凛さんとまた暮らしたいんだ」
ハッキリと言ってくれて
とてもありがたいが
心臓は……とまるかと思うくらいの衝撃
「凛さんと出会ってもう少しで4年、いい部下を持って、俺はかなりやりやすいように仕事をしてきた。凛さんが事務所にいてくれるから、俺は安心して好き勝手やれる……凛さんはウチになくてはならない存在」
大智さんの言葉は
嬉しさ半分、せつなさ半分な気持ちになる
「凛さんがストーカー被害に遭っているのを聞いて、助けたいと思った。俺の部下が困ってるんだ、助けるのは上司として当たり前だと……、けど一緒に暮らしていくウチに今まで知らなかった凛さんが知れて、たくさん泣くし、たくさん笑うし……そんな凛さんを毎日見ていたら、なんだか安らいだ」
「こうやって、凛さんみたいな人と一緒に暮らせて行けたら、俺は幸せだなって……。そう思った時に凛さんの出したゴミを見たんだ、いや、見えちゃったの」
大智さんがいう、ゴミ
多分、アレだ
松川さんにプレゼントされたコートと
敗れた服だろう…