「はぁ?今更?そうだけど?
日菜はだいぶ前から俺のなんで。
手ぇ出した奴はまぁ......あの世行ってもらうしかねぇかな」
またシレーっと言い返した!!
そうだった、この人、元ヤンでした......!
そりゃもう殺気出てて、教室は一気に冷える。
目を輝かせてるのは、舞美ちゃんぐらいだよ。
あたしでさえもポカーンとしてたら、
「ん?」
翔くんの胸に顎をつけて見上げてる状態なので、翔くんがしたを向くと自然と顔も近くなる。
「......っ」
当然顔は赤くなるわけでして。
それを見ていた翔くんは、
「......ふっ。
こんなんで赤くなるの?」