「.........え?」


思わず、ポカーンと立ちすくむ。





そりゃそうだ。



髪を茶色に染めた彼が、メガネを外した状態で教室のドアを開けたのだから。





またまた訪れる静寂。



「ね、ねぇ!!誰あのイケメン!!」


「かっこいい......」


「転校生かな?」





コソコソと言い合うみんな。





見間違えるはずがない。



だって......






いつもお昼ご飯の時間に見る顔そのままだから。