次の日。
あたしはソワソワしていた。
朝、あたしが教室に着く頃には、翔くんはもう席に座ってる。
なのに、今日はポッカリと空いているのだ。
......もしかして休み?
いやいや、そんなことないよ。
やがてゾロゾロと生徒達が登校してきて、あっという間に空いてた席が埋まっていく。
「SHRはじめるぞ~」
先生までもが来てしまった。
「あれ。三谷は来てないのか?
連絡もないのに......めずらしいな。」
先生のこの言葉に、教室は一気に騒がしくなる。
「三谷ってだれ~?」
「あ、もしかして地味男のことーぉ?」