今、なんて......?




「だーかーら。


俺の前で笑うお前に惚れたっつーことだよ。」






そう言ってまるで緊張の糸がほどけたかのように、あたしの首筋へと顔を埋める。



い、息がっ!!!




かかってますって!!!






ただでさえ心臓が口から出そうなのに、あなたはあたしの臓器まで出そうとしてるんですか。






右肩に意識が向かいながらも、状況を把握しようと頭を動かす。







あたしを......翔くんが好き?



想いが......通じたの?







「ってことは......」




「付き合ってください。





日菜。」