「翔くんは、何で金髪だったの?」 「あ、そこ聞く?」 「も、もしかしてタブーだったりする?」 「いや。別にそーいうんじゃねぇよ。ただ......」 「ただ?」 「理由がダセェだけだ。」 「あはは!!!」 あたしが笑えば、翔くんもフッて笑ってくれて。 この時間が、あたしは大好きだ。 いつか...... この時間が終わってしまう、なんてことはあるのだろうか。