そして、あたしよりもかなり高い位置にある顔を仰ぎ見た。



「なんでって~。
それは、もちろんっ」



派手な顔をニコッとゆるませる羽海。



両耳にいっぱいついたピアスと、アッシュゴールドの髪が、朝日にまぶしい。



……じゃなくて。



羽海が口を開く前に、あたしは、急いで言葉をかぶせた。



「付き添いだよね?」



「……は?」



「あたしの付き添いで来てくれたんだよね?」