「……っ。
び、美少女って……。
そ、そんなことないしっ……」



――ブンブンブンッ。



音がするくらいの勢いで手を横に振った。



「ないないないっ。
美少女なんかじゃないって。
今まで、そんなこと言われたことないしっ」



一生懸命否定すると、西口くんは……。



「まっさか~」



と口にし、ウソでしょ? って顔をした。



「ほんと、ほんとっ。
ビジュアルは……。
ちっちゃい頃から、羽海と月星の担当だったし」