まだ寝てないんだけど。



でも、そんなこと言えるような状況じゃなくて、必死にタヌキ寝入りを続ける。



「あーやの寝顔の可愛さは、世界一だなっ」



そんな恥ずかしいことを言って、羽海はあたしの頬をツンツンつついた。



「ほら、はーる。
おまえは、ちゃんと勉強しろ」



羽海を呼びに、月星も来た。



「ねーねー。
月星も。
見てみなよ。
あーやの寝顔、可愛いから~」