スタスタ部屋を歩いた月星は、ベッドに優しく、あたしをおろした。



ふわっとお布団がかけられる。



「……っ」



やばい……。



月星のお布団……。



もちろん、今までも月星のベッドで寝たことはあったけど……。



つい、今の今まで忘れてた、この前月星にキスされそうになったことが急によみがえってきて……。



あたしは、キュッと唇をかみしめた。