「休憩して。
風呂でも入るか?」



月星が聞いてくれてる気もするけど、目があかない。



「綾音、綾音?」



今度は、月星が揺すって起こしてくれてる気がするけど……。



もう、いいや。



勉強は、明日にして、おやすみなさい。



むにゃむにゃむにゃ……。



机にバタッとうつぶせたまま、意識を手放そうとした。



その瞬間……。