中間テストがせまった土曜の午後。 「「すみません。 月星サマ。 あたし達に、勉強を教えてください」」 月星の家の月星の部屋。 あたしと羽海は、ソファに座って足を組む月星に向かって、ぺこぺこ卑屈に頭を下げた。 「「この前は、魔王とか、悪魔とか言って。 本当にすみませんでした」」 「あれ? そんなこと、言ってたっけ?」 しらじらしくトボける月星。