あとから行くって言ったクセに。 結局、体のあちこちが痛くて、ずっと寝ていた保健室。 さっきまで、ずっと付き添ってくれていたあーやは、いない。 体育着から制服に着替えるって言って、出て行った。 だからっていうのも、あるけど。 顔を出してくれた月星に、俺は素直に、思ったことを口にした。 「やっぱ、月星には、敵わねーな」 もちろん、本心。 だって……。