そんな羽海の姿を見ていたら……。



体育館に戻る気がなくなった。



「あたしも……。
羽海に付き添いたい……」



月星にダメって言われるかもしれないけど、恐る恐る言ってみた。



「ん。
じゃ、お願いしよっかな」



びっくりするほどあっさり、月星はうなずいた。



「保健室までは一緒に行くから。
その後は、綾音、羽海を頼む」




保健室に着くと……。