あたしの左隣を歩く月星の顔を見上げる。



だって、月星、中学ではいっつも一番だったじゃん?



それなのに……。



ランクを落とした高校で一番じゃないとか、ありえないよね。



そう思った瞬間……。



「ん。
面倒くさかったから、断った」



ものすごくさわやかな笑みを落とされた。



誰もが、ズッキューン! って胸を撃たれて、恋に落ちちゃう月星の笑顔。