「…………」



「実は、裏でこっそり……。
その相手の男の子を傷め付けたりしたらしいんだよね。
知り合いに頼んだりして」



「……えっ。
うそっ」



じゃあ……。



今日、この場に、羽海がいないのは……。



もしかしたら、そのせいなの!?



一気に血の気が引いて、顔が青ざめる。



「でも、これも、ただの噂レベルらしいんだ。
相手が休めば、チキン扱いして終わりだし。
ケガしてたとしても、みんな、言わないんだって。
なんで、西口くんに負けたのか」