あーやが受けた清水学園を、俺も受けたのは、もちろん、そのせい。



成績のいい月星が、志望校のランクを下げるのは簡単だけど。



俺にとっては、けっこう大変だった。



でも、あーやのそばにいたい一心でがんばった。



でも……。



そんな努力なんて、まったく意味、なかったのかな?



月星んちの風呂に肩までつかりながら、耳たぶを少しだけ触る。



保健室で……。



西口が、あーやに言った言葉。