だって、たぶん、俺は……。



そのときの月星とあーやにとって、邪魔ものだったから。



“幼なじみ”っていう3人のバランスを、今まで必死にとってきたけど……。



これからは、もう無理なのかな。



真っ赤な顔でうつむくあーやを見つめて、俺は思った。



あーやを好きなのは、月星だけじゃねーんだよ?



俺だって……。



あーやのことが、大好きなんだよ。



でも……。